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2025年11月

2025年11月30日 (日)

寿根と重業

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建築系ガイドなら必ず記載のある金寿根の京東協会。東大門東横インの少し南側にある。

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1981年竣工と碑にある。44年前。煉瓦の風化が塊の造形にさらに深みと味を出しているような。

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奥に誘う階段も良いのだけど・・・毎回教会内部には入れない(汗

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東大門東横インの東側にあるのが金重業の産婦人科。1965年。模型は前回紹介した通りだが、実物は意外に爽やか。

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懸念していたガラスのチューブも、宇宙的な突拍子もないものではなく、モダニズムのボキャブラリーで消化できるような。一時期ピンクに塗られたりしていたが、やはり白系が合う。

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海辺をイメージしているのか、浮いたサブエントランスも可愛い。

煉瓦で包まれたコンクリートの建築と、打ち放しを意識したコンクリートの建築。時への対応も興味深い。

 

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2025年11月23日 (日)

白子が美味い

たミシュラン常連のプチョンユッケ、その隣の店の鱈鍋店がお気に入りでして・・・。

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この数件隣には、たくさんの鍋を重ねた同種の店があるんですけど・・・具材が劣化してそうで(汗

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たらの切り身や

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白子が準備されていて

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鍋にドボン。

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唐辛子や赤い粉(パブリカ?)を入れ

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ミナリが入って各テーブルに。

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白子を取り出すとこんな感じ。新鮮でとにかく量も多い。

初めて行った時は辛くて辛くて、ご飯を入れないと食べられなかったけど、辛さは不思議と慣れるもの。これで30000W。以前は魚が丸々入ってたイメージがあったけど、切り身にしたのはコストダウンのせいなのかな。なんとか続けて欲しいものです。

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2025年11月22日 (土)

牡蠣シーズン

どうやら11月になって牡蠣シーズンになったよう。

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クルポッサム(牡蠣煮豚)通りと言われている鐘路三街の南側の細い小道は店に並ぶ人でごったがえしている。

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店に入るなり、副菜が出てきて・・・。シーズンだからか、キムチチヂミの上にも牡蠣が乗るようになった。スープは豚の背骨を煮込んだもの。

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メインの 茹で豚と牡蠣、2種類のキムチ。11月に入ってから、「茹でますか?」とは聞かれなくなった。

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韓国風茶碗蒸しも嬉しい副菜。これで30000Wなんだから、とてもお得です。

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2025年11月19日 (水)

俺のラーメン

別に自分で作った麺をUPするわけではなく・・・。安国で人気、ミシュラン常連の[ORE NO RAMEN]にようやく入れました。

いつもは大行列なのですが、店外に2人しか並んでおらず、1分ほどで入店。

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韓国では珍しく、カウンターが基本、テーブルは2卓のみ。客層ですが・・・半数は女性でカップルも多く、日本のラーメン屋とは大違い。

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現在のメニューは鶏白湯か辛い鶏白湯の2択。チャーシューも鳥でした。12000Wの基本料金で煮卵もついているのが嬉しい。

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付け合わせは珍しくキムチではなく、桜大根的なもの。ちょっと辛味があるけど(汗

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特筆すべきは、麺とスープのお代わりが無料であること。それぞれ白い器でサーブされる。

生麺独特のシコシコ感もあり、本場博多で食べている感じ。スープはクイーミーで鳥の香はほんの少し。なんか妙におしゃれ。替え玉+替えスープが無料なので、珍しくコスパは高い。 

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さっと、2杯分食べて外に出たらこの様子。やっぱり激混み。ちなみに、キョンボックンが休みの火曜なら、気持ち空いているらしい。

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2025年11月14日 (金)

金重業博物館

韓国の建築家で真っ先に出てくるのが金寿根(1931-1986)。そのライバルとされたのが金重業(1922-1988)。彼の博物館が安養市にある。

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彼が1959年に設計した食品会社の事務所棟を博物館として改装したもの。この建物、スーパーフレームというか、バットレスが目立つのだが・・・構造的なものではなく、単なる装飾、内部は中廊下式の普通の事務所っぽかったです。コルビュジエの某作品を参照にしたとのこと。多分、レンガとコンクリートのバランス。

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隣にも彼の設計の建物、現・安養市博物館がある。

それでも、内部の展示はとても工夫され、資料と共にとても見応えのあるものでした。

平城で生まれ、超エリートの平城高校から横浜国大の前身・横浜高等工業学校を経て松田平田(通称:マッピラ)で実務を学び、いきなりソウル大の助教授に。国際会議でコルビュジエと知り合い、4年近くも彼の事務所で働くなど、履歴書の左側はとても華麗なものでした。

帰国早々、大学を始めとした大型プロジェクトが続きます。34歳の若輩であったのにも関わらず、1956年には釜山大、建国大を竣工させて・・・。どちらもバウハウス的というか、ガラスとコンクリートによるモダニズム作品でした。

1960年には屋根に特徴のある在韓国フランス大使館を竣工。下記は屋外に展示されていたもの。

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2棟ある棟の一つが解体された際に一部移築されたようで・・・

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更に1964年にはチェジュ大学

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初期の作品と違い宇宙船のよう。ここからはバウハウス的デザインからは少し距離を置き・・・

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東大門南側の産婦人科(1965年・現存) 

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国民教会(1979年)という名のプロジェクトに至っては・・・(苦笑

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1964年のニューヨーク世界博覧会の韓国館。

サミルビル(1969年:現存)がミースのシーグラムビルそっくりだったり、、、(そのうち写真UPします)

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毎日前を通っているアングクビル(1967年)等々・・・。

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外装が改装された現在の姿。

作品によって時代や他者の影響を強く受けているな・・・と。

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これは1979年のサンプラザデパートメントストア。

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45年経つけど、外観は多少派手になったものの、当時の雰囲気も残り・・・。

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残念ながらデザインされたガラスの塔は埋められていましたが・・・。

ほんと多様性に富むデザインをしている人だな・・・と。

 

 

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2025年11月12日 (水)

南山に登る

ソウル駅から南山に登る。意外にバスがない(汗

少しでも楽をと高架の遊歩道を

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ここはソウル路7017と呼ばれるもの。MVRDVにより1970年代に作られた高架車道が2017年に遊歩道に作り替えられた。円筒が至る所に散りばめられ、プランターボックスにもなっている。MVって感じはしないなあ・・・。

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眺めもよく、とても気持ちが良い。

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事前にチェックしていた white stone garallyにも立ち寄る。なんとなく隈さんぽいなって思ったらエントランスにたくさんの隈さんの本。本当に隈さん設計でした。フロントで流暢な日本語で説明を受けた後、地下から4階までゆっくり鑑賞。

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彫刻的な空間が結構良く・・・漆で塗られたKIM DEOK HANの作品も魅力的。

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ディテールが綺麗なんだよな

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家具も良い。

改めて隈事務所のホームページで確認すると、担当者は安倍仁史アトリエ出身。そうかあ・・・だから彫刻的なんだと妙に納得していたんだけど、これ、改修設計でした。それでも隈臭を出せるって、ほんと隈さん凄いわあ・・・と感心。

更に山を登り、、、韓国観光公社発行の「韓国の美しい建築の旅」でも大きく扱われている安重根博物館へ。

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プロフィリットガラスで包まれた外観が目を引く。

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高低差を伴ったアプローチにも期待が高まる。

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ドーンと謎の空間。

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展示は工夫されて面白かったけど・・・まあ日本人としてはあまり良い気はしない。暗殺者を祀りあげるって私にはちょっと感覚はわからないなあ。歴史にタラレバはないけれど、もし併合に反対していた伊藤博文の暗殺がなかったら、、、とか、併合そのものもなかったら・・・と思うと・・・。

政治的な話は抜きにして、、、指を詰めてまで覚悟を決めた12人の志士。その12の数字に合わせ、12個の独立したキューブによって構成されたこの博物館。残念ながらその構成は内部には生かされていないし、プロフィリットガラスによる外観との関係性もない。勿体無い。

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隣には朝鮮神宮の跡。隣の歴史館の映像や資料によると、併合時代につくられ、朝鮮戦争の時に爆破されたように見えた。しかし、実際は、戦後すぐ、宮司の手によって壊されたものとのこと。で、推測による復元や復原を避け、現状を保存することにしたとか。まあ、復元・復原はしたくないんだろうなって。

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資料館に残されている写真。ほんとでかいんです。往年の姿を見てみたかったなあ・・・。

 

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2025年11月11日 (火)

ソウル建築都市ビエンナーレ その2

実はこの建築都市ビエンナーレ・・・大きく見逃した処がありまして

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このウネルステージに描かれたものが、実は重要な出展物だったという・・・。列ごとに出展者が代わり、下部には詳細な説明、上部がイメージでした。展示の工夫というレベルではない、展示の仕方。気づかないものです(汗

もうひとつ見逃していたのが、ソウル建築都市博物館も会場だったということ。

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確かにでっかく書いてある(汗

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3層分の吹き抜け空間を生かした展示。下部の白い台には写真と説明、上部の4面タピスリーにはファサードの写真。繰り返しによるファサードはバえるな・・・と。

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その隣の天井の低いスペースでは、ソウルでこれから行われるプロジェクトを展示。例えばコレ。

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ボーっと見ていたら

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壁面内に納まっていたタピスリーが伸びてくる。しかも、かわりばんこに4方向から。これは驚き。

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真ん中に立つとこんな感じ。左側はハンファのショッピングセンター、設計はヘヴィザック。

第3会場ともいうべき地下道では

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先ほどのウネルパネルの追加解説。

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街をスケッチして歩くというプロジェクトで使われた画板。一人がこのキャンパスを背負い、後ろからスケッチするという。普通に首から吊るす写生板の方が使いやすいと思うけど、まあ楽しい。

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2025年11月 9日 (日)

普通でちょうどいい

先述のGUGAさんが改修した韓屋で行われた中村好文さんの「普通でちょうどいい」展にもお邪魔。

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北村エリアのこんな細い行き止まりの路地の奥で行われてました。

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看板も控えめ。それにも関わらず、常時20人程度の来場者。日本語も飛び交うリラックスした雰囲気。

まずは、ダイアグラム模型パネルと写真、スケッチによる平面で表現された住宅を10件ほど紹介。次のゾーンは自作の家具。更に奥の間には自作の家具に座りながらインタビュー動画を見るスペース。ちょっと驚いたのが本のコーナー。日本では本を結構出しているなというイメージがあったものの、韓国でも8冊の翻訳本が出ているとか。中村さんは既に77歳、これから韓国でも作りたいとのこと。建築家ってパワーあるよなあ。

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会場内は撮影禁止につき、屋外で1枚。

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その後、カフェに寄り、屋上で休憩。ほんと韓国人は外が好きだ。ジョンロ3街で焼肉を食べ、締めにはココ。

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ラーメンコンビニという名の無人インスタントラーメン屋さんへ。2階にも客席があるのだが、外国人でとっても混んでる。写真に映るのは本棚ではなく、ラーメン棚。

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好きなラーメンを選び、キオスクで会計、具をセルフで乗せて、IHにポンと置くと、お湯が出て、煮始める。見てるだけで楽しい。

 

 

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2025年11月 8日 (土)

fiction non fiction

ソウルの設計事務所、GUGA都市建築による[fiction non fiction]展にお邪魔。

1936年(日本併合下)に小児科として開業したの建物で開催してました。このレトロなRC3階建、その後、様々な業種に使われ今は空き家だったとのこと。

2000年から毎週水曜日に集落調査を行ったてきた。その集積を展示。この建物もその過程で発見されたものだそう。

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例えば、ホンデの365と名付けられた集落。両側が高低差を伴った道に挟まれた細い建物が並ぶ。ある意味自由に増築・改修され続けた記録が示され・・・。

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模型で見るとその面白さが更に伝わる。

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こちらはイテオンのモンサンミッシェル。(と名付けられたもの) 丘陵に建てられたその形状がそっくりなのだが、3Dプリンタで作られた模型は精緻で多量で、衝撃的。

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こちらは工場だった場所に作られた集落。内部の増築だけでなく、壁から溢れた集落が面白い。所有権や法律はどうなってるんだろうか?(笑 とても興味深い形をしていたが、発表後すぐに行政により解体されたとのこと。保存運動なんてされたらたまったものではないということか?(笑

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屋外コートでは実作の一部が実物大で再現されてる。

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2階、3階ではご自身が出展者となった2013年ベネチアビエンナーレ韓国館の様子や、住宅・ホテル・博物館などのプロジェクトの展示。

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ソウルの大学生の来訪も多いとか。ちょうどお伺いした時はその最中。

GUGAの代表チョさんはソウル大に学び、90年代に東大院に留学してたそう。てっきり原研か、藤井研で学んだのかなと思えば、、、計画系だったそうで。この時代集落調査が盛んだったよな・・・と。

しかしまあ、個人の(といってもスタッフは20人以上いるとか)事務所が、長年こんな調査を行えることはないし、展覧会の規模も内容も驚異的でした。

 

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