大阪万博 1
今回の大阪遠征の主目的は万博。しかも初日、翌日との2連戦。
9時予約だと9時から10時に入らなければならないというわけではなく、12時に行っても優先的に入れるという変な設定。確かに夢島駅あたりから、ネットが全く繋がらなくなった初日。でも2日目には移動基地ができてバッチリ繋がる様になりました。批判や炎上を恐れてか、対応がめちゃ早い。
長い行列を抜けた先に見えたもの
暴風雨なのに遠くに見えるリングの頂上を歩く人々。
ここまで風が強いと雨よけの効果は弱かったものの、、、皆リングを主要動線にして会場を回っていたし、リングの下にたくさんあるベンチで休憩していた。
ライトアップされたリングと夜9時から行われる光のパフォーマンスは相性抜群。
水に映るリングも幻想的。
リングには厚みがあって、植栽が植えられ、高低差もある。何より見晴らしが良く、気持ち良い遊歩道になっている。だからたくさんの人がリングの上をグルグル。最高点24mとのことだから観覧車並みの高さ。それを水平方向に2km回れるんだから、ココの体験だけでも観覧車2回分=2000円以上の価値があると思う。
リングからは各パビリオンが模型を見るような視点でながめることができる。それもまた面白い。
実はこのリングはスーパーゼネコン3社が筆頭となった3チームによる分担工区による施工。
大林組チームの接合部は、隙間が開いていて外からボルト締められるような合理的な納まり。柱の継ぎ手もシールが入った安全志向か。
清水建設チームの接合部は貫構法よろしく、木のクサビが打ち込まれている。それが好感を抱く。ただ・・・そこにプレートとボルトで補強したのが勿体無い。何かの深い事情があったのかな・・・。
竹中工務店チームの写真は上から撮ってなかったんだけど・・・。金属の楔が木の置換として見えるもの。とてもスマートに計画・実行されている。流石竹中だ・・・としか言いようがない。
3社3様の解決策が面白かったデス。
リングは「建築」になってるよな・・・すごいな・・・来て良かったな・・・と思いました。