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2025年4月

2025年4月14日 (月)

大阪万博 1

今回の大阪遠征の主目的は万博。しかも初日、翌日との2連戦。

9時予約だと9時から10時に入らなければならないというわけではなく、12時に行っても優先的に入れるという変な設定。確かに夢島駅あたりから、ネットが全く繋がらなくなった初日。でも2日目には移動基地ができてバッチリ繋がる様になりました。批判や炎上を恐れてか、対応がめちゃ早い。

長い行列を抜けた先に見えたもの

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暴風雨なのに遠くに見えるリングの頂上を歩く人々。

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ここまで風が強いと雨よけの効果は弱かったものの、、、皆リングを主要動線にして会場を回っていたし、リングの下にたくさんあるベンチで休憩していた。

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ライトアップされたリングと夜9時から行われる光のパフォーマンスは相性抜群。

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水に映るリングも幻想的。

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リングには厚みがあって、植栽が植えられ、高低差もある。何より見晴らしが良く、気持ち良い遊歩道になっている。だからたくさんの人がリングの上をグルグル。最高点24mとのことだから観覧車並みの高さ。それを水平方向に2km回れるんだから、ココの体験だけでも観覧車2回分=2000円以上の価値があると思う。

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リングからは各パビリオンが模型を見るような視点でながめることができる。それもまた面白い。

実はこのリングはスーパーゼネコン3社が筆頭となった3チームによる分担工区による施工。

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大林組チームの接合部は、隙間が開いていて外からボルト締められるような合理的な納まり。柱の継ぎ手もシールが入った安全志向か。

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清水建設チームの接合部は貫構法よろしく、木のクサビが打ち込まれている。それが好感を抱く。ただ・・・そこにプレートとボルトで補強したのが勿体無い。何かの深い事情があったのかな・・・。

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竹中工務店チームの写真は上から撮ってなかったんだけど・・・。金属の楔が木の置換として見えるもの。とてもスマートに計画・実行されている。流石竹中だ・・・としか言いようがない。

3社3様の解決策が面白かったデス。

リングは「建築」になってるよな・・・すごいな・・・来て良かったな・・・と思いました。

 

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2025年4月13日 (日)

ヨドコウ迎賓館・旧山邑邸

恥ずかしながら初訪問のライト作品。灘の酒造業・山邑太左衛門氏のために、1918年に設計されたもの。山邑家の娘婿は衆議院議長を務めた星島二郎氏で、彼を介して、当時帝国ホテルの設計で日本に来ていたライトに依頼がされたそう。ホテル竣工前1922年にライトがアメリカに帰ってしまい・・・山邑邸は遠藤新らに引き継がれ、1924年に完成したという。

駅を降りると芦屋川の桜が目に飛び込んでくる。

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桜の間から少しだけ覗く山邑邸。

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邸内に置かれた模型は当時の様子を再現されている。残念ながら右手前の付属施設は撤去されているので若干アプローチは変わってしまっている。

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その代わりと言ってはなんだが・・・アプローチの対面には安藤忠雄さんの住宅作品。

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玄関に向かうと、大谷石に散りばめられた幾何学的装飾、眼下に街を望む。

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シンメトリーの車寄せ、玄関。

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玄関のすぐ上には客間。ライトの建築って、すごくスケールが小さい。ここ日本だからというわけでもなく、タリアセンウエストでもそうだった。

上部の小窓は空気を循環を促すもの。

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暖炉その1 上記の客間

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暖炉その2 最上階のバーコーナーのもの

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最上階のバルコニー

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換気窓外側には大谷石の装飾。

「有機的建築」を唱えたライト。「形態は道理に従う」と唱えたサリヴァンの事務所にいたんだよな。この時代の、そしてライトの建築の主題を実感。

 

 

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2025年4月12日 (土)

ウメキタ

大阪駅の北西、ウメキタがずいぶん変わった。

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このガンダムは仮設なんだろうけど・・・(笑

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幾何学的な水場に彩りを加える現代美術

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SANAAさんによるグランングリーンは軽快で、芝生広場にはたくさんの人・・・。大阪駅前ですよココ。

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「青春」と題された安藤忠雄展にお邪魔したのでした。安藤さんがデザインした緑色のりんごにも「青春 安藤忠雄」と書かれており・・・。

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突っ走ってきた時代を思い起こす展示

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大阪各地に散らばる安藤建築マップ

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増殖する六甲の住宅模型。

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長いスリットにコンクリート打ち職人の技術が詰まる東大福武ホール

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六本木の新国立美術館では「光の教会」でしたが、ここでは「水の教会」を再現

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瀬戸内ゾーンでは、10個の安藤建築が並べられ・・・。

土曜ということもあり安藤さんご本人のトークショーも。本人登場時にはこの写真の3倍の人が集まっていました。

直島は元々、石井和紘さんなどが学校や庁舎を作っていた過疎の島。80年代後半だろうか、福武さんの力で、アートプロジェクトが進められ、世界各地から現代美術を見ようと人が集まる地域になった。安藤さんも一緒に夢を見れたとのこと。

10年前に分かった末期癌、臓器の大部分を切除したというのに、変わらずのエネルギー。

83歳でも突っ走っている。青春真っ只中。ほんとすごい・・・。

 

 

 

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2025年4月 9日 (水)

リビングモダニティ展

報告が前後してますが・・・新国立美術館で開催中のリビングモダニティ展に凸。

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ミースの未完のプロジェクトの原寸大模型にひかれての訪問でした。実はコレ、2階の無料エリアにある展示でして。

質感はあまりないものの(実物のバルセロナパビリオンもあまり質感は感じずでしたし・・・)、1/20スケールの模型を覗き込むより数段空間が認識できるのが原寸大模型の良いところ。住宅展だから仕方ないものの、視線の抜けや回遊性のあるバルセロナパビリオンを皆さんに見てほしかったなあ・・・と

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こちらはピーエルシャローガラスの家の模型をのぞいたところ。こんなに巨大な住宅だったんだ・・・。ガラスブロックが模型で表現されてなかったから、初めはこの作品だと気づきませんでした。

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プロによる模型や、研究室の力作模型が揃い。何度も雑誌で見てきた作品ばかりなので、写真や図面を見てもいまさら新しい発見はほとんどないのだけど・・・ 

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原寸になると話は変わる。広瀬鎌二のSH1。以前学会会館で展示されたものだけど、見逃していたのでとても嬉しく・・・。

ほんと小さい。そして細い。

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建築基準法詳細規定のできる前、かつ日本で初めての軽量鉄骨による住宅作品。

全てが手探りの時代。興味深い納まりが多々見受けられました。

 

 

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2025年4月 8日 (火)

叔父の葬儀でまたもや帰国、そして夜便でソウルに。

エコノミーなのに離陸前にCAさんから

「星様、いつもご利用ありがとうございます」と挨拶もされました。

毎回プレエコの席を確保できているのは優良顧客登録でもされてる???

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前回は全く余裕がなかったけど、家の近所を歩けば、桜が満開。

車で軽く流しても、桜が目立つ。

離れてみると、日本って綺麗だなって思う。

週末は大阪万博に初日から参戦します!

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2025年4月 3日 (木)

弾劾前日

4月14日に大統領の弾劾裁判が・・・と聞いていたのだけど、急に明日4日に判決となったそう。

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かつてないほどの警察車両。厳重なバリケードと通行制限。

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裁判所から数百メートル圏内は完全に通行止め。お店もみんなお休みでした。

職場からは、明日は可能な限り出勤せず、自宅待機(リモート)とするとのお達し。

明日・・・どうなっちゃうんだろう。

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2025年4月 2日 (水)

緊急帰国

ずいぶん世話になった叔父が危険な状態だということで緊急帰国。前の晩からネット検索していたものの、全然席が確保できず・・・翌朝、電話にて、残1席の昼便が抑えられました。

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久々の東京。こんなに音がうるさいのかという驚き。アナウンスに発車ベル、車輪の擦れる音など・・・。

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初めて訪れた慶應病院はとても綺麗。個室費用は栃木の獨協医大の倍だとか。値段は倍でも、部屋は半分の広さ、ベットも小ぶりに見えました。東京価格だな。とはいえ、流石一流大学病院、病院独特の変な匂いもなく、とても好印象でした。本人は言葉は話せないものの、こちらの言ってることに対してちゃんと反応してました。病室を離れ、数時間後に息を引き取ったとのこと。間に合いました。自由に楽しく、なかなか良い人生だったんじゃないのかな・・・と。

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1泊2日の短期滞在でしたが、職場の方にももう少し迷惑をかけそうなので、ソウルでは高級とされ、まず見かけないプリンを大量購入。羽田の制限エリアにセブンイレブンがあるんですね。これは便利。

 

 

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