釜山のビエンナーレは光州に比べてずっと規模は小さい。まずはメイン会場の釜山現代美術館へ。

一括請負で作った建物だからつまらないもの・・・なんですとディレクターのKIMさんがおっしゃってたものの・・・壁はパトリックブランの緑で覆われ・・・。敷地内には地元の建築家に頼んだというフォーリーが点在。

屋上には景色を楽しめる椅子と一体となったかっこいい壁も。これからレストランも作る予定だとか。裏側がハリボテだったのはご愛嬌で(苦笑

地下の子供の遊び場も新たにデザインされていました。KIMさんはアートと共に建築がとっても好きなんだろうな・・・と。

韓国伝統の刺繍を使った展示品。本体は明るい色彩なのだけど・・・下に行くほど妙に濃い色彩、違った形に落ちる影。なんだろこの重みと違和感は・・・と思ってたんですが、コンセプトを聞いてなるほど・・・と。
宙に浮く麻袋から不安や恐怖を感じると感想をお話ししたら・・・中央のディスプレイと共にネット社会の恐怖を表現しいるんですと嬉しそうに解説をいただく。

表現として面白かったのはこちら。造形や素材、影の感じが印象に残りました。

ボヨーンとなるワイヤーで作られてるんです。

赤い部屋には自動で動くムチのマシーン。奥は手術台と恐怖を感じさせ

逃れられない支配と恐怖が見えるユーゴスラビアの作家の作品4枚組。




共産政権下で抑圧された旧ソ連の作家カリコフのように夢の中で飛べるわけではなく、もっと縛られ、自由を求めているのに動けない・・・そんな感じが目をを引きました。絵の力って強いな・・・。(というより、私は彫刻とか映像に対する感受性が乏しい?)

ちなみに地下の展示室には沖縄の基地反対運動の連続写真。 本気で親中なんだろうな。中国でこんなことしたら即逮捕、洗脳教育よ(苦笑

ランチはKIMさんお勧めの海鮮料理店・マンホにて貝のシャブシャブを。貝が固くなるから30秒程度で食べてね・・・と言われたけどやっぱり怖い(笑 久々に野菜をたくさん食べました。釜山は少し塩っ辛い味付けと聞いていましたが、確かに味は濃かったかな。でも、野菜や貝を食べるにはちょうどよかったです。大満足。