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2022年6月12日 (日)

栃木を廻る

久々に五十嵐さん、矢野さん、武藤さんにお会いして栃木を廻る。

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スズカケの木を囲むように作られた川崎清さん設計の栃木県立美術館。15年ぶりか?近いのに。公立美術館としては最初期のもので1972年開館。

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エントランスホールには当時のままという石井幹子さん設計の照明が・・・。近未来というか、大阪万博のイメージ。

右側の柱は耐震改修によるもの。よく見るとブレースも付加されていた。

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今回は50周年記念ということで・・・全てを振り返る勢い。

美術はわからないんですけど・・・といつもの接頭語を入れるけど、ターナーのタンバリンをもつ女が展示作品の中ではずば抜けていたような・・・。個人の感想ですけどね。

http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/collection/title/0002.html

驚いたのは、学芸員さんたちの名刺の肩書き。みんな「研究員」なんです。どうやら研究を主体に運営しているとか。森ビルの都市開発手法の美術館版と言っていいような動き(この比喩がわかるのはごく少数か?)

 

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週末なので餃子はさけ、石田屋でランチ、夜はどこも予約が取れず・・・某居酒屋でお茶を濁してから、名門パイプの煙へ。内装は昭和のスナックだけど、カクテルを振る動き、カクテルに施す一手間はさすがでした。ここも・・・15年ぶりか。

 

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翌日午前中は大谷巡り。昨年からカネホンさんの露天掘り採掘場が見学できるんです。ツアーガイドとヘルメット付き。

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大谷石窯で自分でピザを焼き・・・。

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大谷資料館の地下採掘場跡へ。こちらも10年ぶりか。来るたびに照明に色がつき、オブジェが増える。

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そのまま・・・が良いのに・・・。

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ここにも隈さんが出没していまして・・・。

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午後は神谷五男さん巡り。docomomoではなく、どこのもん100選表紙の文化会館。1977年竣工。神谷さんはまだ35歳。

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今まで気づかなかったけど、隣の公民館も神谷さんではないのかな・・・。

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そして1979年竣工の今市図書館。エネルギーを感じました。

毛綱さんの釧路と比べてみたり・・・41年生まれの方々がいまだに住宅から抜け出せなかった頃なのにとか・・・。

建築設計の見本のような宇都宮市文化会館は1979年開館、 宇都宮市立図書館は1981年開館でした。

改めて思うと、宇都宮市文化会館のエントランスホールは大谷の採掘場みたい。華やかで厳かで・・・。意外に名作です。

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国体に備え西川田の様相が変わってまして・・・。こちらも大谷の採掘場がモチーフ。といいつつリベスキンドっぽい。

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締めは40年ぶりに行った栃木県立図書館。吉武泰水さんだとは知らなかった。丘陵を内部まで延長しているような雰囲気。バリアフリーという言葉のない時代のもの。今見るととても小さく、蔵書も少ない・・・。

県立美術館の建て替え計画があるらしいけど、残してほしいな。あの中庭と構成を超えるものはまず作れないはず。

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