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2021年5月24日 (月)

地震保険

SNS上でクロスにひび割れがあると地震保険が出るかもよっていう記事をよく見かけます。

地震保険のシステムとして、クロスのひび割れだけでは1円もおりません!
基本、全件、鑑定人や建築士による実地調査の対象となります。

全壊れ、半壊(小半壊)の場合は明らかに家が壊れていることがわかるから、一般の方でも地震の被害がわかるので保険会社に申請を。

微妙なのは、一部損といわれるもの。

地震被害の判定の基準は3つ。
一定のポイントを超えた場合は一部損として保険が適用されます。

その1:基礎に構造クラックが生じているか。大きな地震の際には、基礎端部に引き抜き力がかかるので、アンカーボルトやホールダウン金物が埋め込まれている部分の基礎が割れます。その割れた本数を数え、基礎全体における比率を算定し、ポイント加算

その2:外壁が地震による割れている(劣化による乾燥クラックは除く!)場合の比率を算定しポイント加算

その3:屋根が地震により破損している場合の比率を算定しポイント加算。ただし、瓦は経年劣化で大きく沈みます。コロニアルや金属屋根の仕上げ部分も地震では壊れません。

その2、その3は判定に迷うところですが、その1の基礎にクラックがない限り、劣化と判断されると思います。

というわけで、地震保険が下りるのは、基礎端部に構造クラックがあるときだけ。その場合は、一部損が適用される可能性があると思ってください。それに満たない被害では地震保険はおりません。では、一部損で下りる金額ですが・・・・。

火災保険の50%が地震保険価格、そのさらに5%が一部損で下りる金額です。

2000万円の家なら、地震保険には1000万円しか入れません、その5%、50万円が一部損の時の地震保険金額になります。

意外に少ないんです・・・。これは全保険会社共通。

冒頭取り上げたSNS上に見られる地震保険申請勧誘は取っ掛かりで、火災保険の申請をにらんだ勧誘なのかもしれない。でも・・・屋根の点検させてくださいと訪ねてきて、雨樋をふんずけて壊したり、瓦を動かして壊れてますよと言ってみたり、故意ではないにしてもコロニアルを踏んで割ってしまって火災保険の申請をさせたり・・・。こういうことを行うものたちは、株式会社であっても、設立後5年以内の新しい会社ですし、建設業許可もない資格も何もない輩ですのでご注意を。幸いにも栃木県にはそのような施工者はほぼ撲滅され・・・多くは埼玉・都内から出張してくる輩。ほんと気をつけましょう。

ほんの一例がこちら。

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2020/1215-04.html


 

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