2020年1月
2020年1月22日 (水)
2020年1月18日 (土)
日立市庁舎
手前にはヴォールトの連続。奥に高層棟という構成。
ヴォールトは旧庁舎にも見ることができ・・・。
ヴォールトの中央にはカフェと市民ホール。冬の平日だったから寒々しかったけど、季節の良い土日にはイベント広場として大活躍するんだろうなって。
高層棟とヴォールトの絡みも面白く。プロムナードが現れている。
何より特筆すべきなのは高層棟の構成。
長手方向両端に移動及び設備コアを配置。海側通路、山側通路に挟まれた執務室が続く。
エレベーターを降りると海側通路から街並みが見える。
海側通路にカウンターが面し、明るい雰囲気。執務スペースは山側通路まで続き、山側通路は将来裏導線として機能しそう。左右にコアがあり、左右に縦導線もあるため、使い方の変化にも耐えられるはず。ミースの唱えたユニバーサルスペースが実現してる!抑制されたデザイン(というか基本チープ)でありながら魅力を感じるという・・・。
役所のプロトタイプになりそう。ペンキにモルタルの床、鉄とガラス。高価なオブジェや貼りものは全くなし。これで良い、いや、役所はこれが良いんだよなって、ほんと思います。
雑誌ではここまで読み取れず・・・とても感心して帰ってきた次第です。年始から良いものを見ました。
2020年1月17日 (金)
日立へ
更新遅くなってますが・・・北欧の記事は後ほど。
野暮用で日立まで行きまして・・・。思いの他、妹島さんの作品が良かったのでメモ。
まずは日立駅。
日立のお膝元といえど、車社会、分散都市のため日立駅は想像以上に小さい。電車の本数も昼間は上下2−3本。そんな駅なのでこの通り。
足を踏み入れると長い長い通路。
その先には・・・・。
海の見える待合所。右側には喫茶店。人がほとんどいない駅なのにここだけはいつも誰かが座ってる。喫茶店もほぼ満席・・・。荒々しい海が正面に見え、海と並行する道が数本。絶景です。
チープな素材で外壁をガラス張りにしただけに見えるけど・・・。山側の市街地口、貨物倉庫、線路を飛び越え、数段低くなった海側口へつながる。とても鮮やかな回答。いやあ・・・と唸りました。でも友人曰く・・・昔からこの構成で、実はガラス張りにしただけだったとか。それはそれですごいじゃないですか・・・。ほんの少しのシフトでここまで変わるなんて。設計という仕事は本当に大切です。
実は駅前ロータリーの屋根もツボなんですよね。できそうでできないデザインと構造。
良いもの見ました。