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2019年2月16日 (土)

インポッシブル・アーキテクチャー展

オープニングにお邪魔しようと思ってたですが、訳あってようやく11日に訪れることができました。

久々に行った埼玉県立近代美術館。ちょっと前まで全面改修していたため、建築時の姿が再び現れているよう。グレーのグリッドが渋い。


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モギリの前にはピーエル・ジャンジルーさんによる大きな映像が流れる。東京を走りながら、東京湾を飛びながら、黒川紀章さんの東京計画などが現在の東京の姿に併せ映し出される。へえ・・・完成していたらこう見えていたんだあという驚き。

アンビルド系で真っ先に思いつくのはソビエトのプロパガンダ建築。そう・・・第3インターナショナル記念塔。野口直人さんの精密な模型、長倉威彦さんによる幻のようなCGも伴い、妙な説得力。建築計画なんて気にしてられないシンボル性を感じつつ展示が始まる。

建築的な展示が続く中、ハンス・ホラインさん によるゴールデンスマート。エネルギーの象徴を感じるデッサン。建畠さんは別の表現も口にしてたけど・・・自粛(笑)。ダニエル・リベスキンドさんのマイクロメガス、荒川修作さんの天命反転の橋、会田誠さんのシン日本橋や山口晃さんの日本橋・改などの美術作品も挿入される。

最後に現れた新国立スタジアム・・・。着工に向け膨大な検討が行われ、それが図面化されて行ったのがよく伝わってくる。「できなかったプロジェクトに設計料を払うなんてなんて」という声が聞こえていたけど、そんな方にはぜひ見て欲しい。

ただ・・・建築ってほんの少しのラインの違いで別物になっちゃう。自分の経験だと、住宅では、50cmでなく50mm=5cm階高を縮めただけで、その建物の持っていた伸びがなくなり、バランスも悪くなる。それを調整するために莫大な知識とアイディアとエネルギーが必要。住宅の規模でさえたいへん。

これだけ大きなスタジアムでは尚更なのはわかるけど・・・。ずいぶん長い時間目線の高さから模型を眺めて見たけど、初期の伸びやかで魅力的なシーンが、私には見出せなかった。完成してたら気にならなかったのかなあ。

ともかく、あまりにも範囲が広く量も多いため、図録がどうしても欲しくなります。展示室に入る前に買わないと・・・。

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カバーが二重になりずらされてる装丁もマニアック・・・・。

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