5月例会
3年使っていたWIMAXをようやく違約金なしで解約でき、ほっと一安心。結局ADSLに戻したため自宅でネットができない期間があったんですが・・・。次は携帯かな。
書きためているテキストもけっこうあるんだけど、とりあえず5月例会のレポ。
照明デザイナー100人体制で他メーカーと差別化を図ろうとしている老舗照明専業メーカーDAIKO。その照明デザイン事業部の柱である森川一部長をお招きしてのレクチャ。
まずは各照明専業メーカーの解説から。商品構成をLEDだけとLED化を一気に押しし進め売り上げが倍増したという遠藤照明。デザイン照明から機能的照明へのシフト、タイ・中国に生産拠点をもち原価を抑えているためもコスト競争力も強く、ミニ松下電器といわれるようにな業態転換に成功してるとか。おもちゃ工場の協力もありダイキャスト系デザイン照明に特長をもち、店舗・施設系に強いマックスレイ。100人規模を守る経営姿勢にも言及。そして私がよく使うコイズミ照明。実はいろいろな意味で大光さんにとても似たメーカーだそうで。住宅比率は50%。大きな違いは、LEDに対する思想。コイズミはレンズで光を拡散させようとしていたのに対し、大光では拡散パネルが主だったとか。住宅比率が高く工務店さんに強いオーデリック。そんなところ見えないやろーってとこまでデザインしてしまうとともに、究極を目指すあまり施工者なかせであるとのモデュレックス(旧・ウシオスペック)。デザインも上手く、小回りの利くと言われていた山田照明はサンゲツの子会社化。壁紙とともに照明を考えるように商品構成や社内体制が変化しつつあるとか。世界から良い商品を輸入、国内でも良質なデザインを制作し、照明デザインの啓蒙に貢献したヤマギワ。と同時に民事再生法の適用には衝撃が走ったとか。さて最後に自社の説明。現在の商品構成はシンプルandモダンだが、もともとは特注デザイン照明に強かったそう。例えば新高輪プリンスホテル飛天の間の天井化照明。村野さんの傑作かとおもっていたら、ここに照明デザイナー&制作者との強いつながり。商品を全て展示するコイズミのショールームに対し、商品を絞り光の見え方のシュミレーションを徹底的に体験できるような設備としていることが特長だとか。また、他メーカーに比較し、デザイナーそれぞれを前面にだしている。たとえば集光配置の第一人者の某氏や間接光の某女史など。ちなみに今年注目の新製品は30mmしかない天井付点光源や、15mmの棚下灯だとか。確かに欲しい・・・。
そして第二部として、来年には販売比率80%に届きそうなLEDについて。地光が邪魔をすることが多かった電球や蛍光灯に対し、LEDは光が明確である。それゆえ、何のための光なのかという場所性や目的をはっきりさせて使う事ができる、逆にそうしないとその良さが発揮できないとのこと。また60W相当という表記を辞めはじめている理由、ランプと器具の寿命の関係、調光装置の注意事項などなど。発展途上ゆえのLEDの問題と可能性を同時に見るようでした。
今回はたっぷり2時間半。いつもの会議室がとれなかったので板屋飯店を利用。にんにくががっつり効いたパンチのある料理が印象的でした。
次回は7月3日(木)。
どのメディアよりも早い柴田直美さんによるベネチアビエンナーレ2014のレポートです。
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