埼玉県立近代美術館MOMASにて、通称・戦後建築家住宅展の打ち合わせ。収蔵庫前室にて、担当学芸員のIさんや新建築社のFさんと、出展建築家の原図をひとつひとつチェック。原廣司さんの自邸における図面の細かさ、特にトップライトまわりのディテールに驚愕。増沢洵さんのコアのある家の屋根構造の処理も意外だったし、とっても細かい字で書かれた精緻な図面に引きつけられる。この時代だったら、私はドラフトマンとしてはやっていけなかっただろうな・・・。
で、作業を中断。模型製作担当の琉球大学の入江さんや学生さんと合流し、新橋の中銀カプセルタワーへ。中銀カプセルタワー応援団のSさんのご好意で内部を見学させていただける。カプセルと本体の接続部分からの漏水、共用廊下内に配管が再敷設されていたり、温水が使えなく、風呂も入れなかったり、いやいや。それでもベットに座り、丸窓から眺めるトーキョーの風景はとっても素敵。廃墟化している部屋なら200万円、状態の良い部屋なら500万円程度で売りにでることがあるそう。ひとつ持つのもいいな・・・。ただし、シャワーに入るなら屋外に設置されたプレハブまで足を運ばなくてはならない。印象になかったけど、こんな窓カバーがついている。すぐ後ろには中銀の本社。良く模型を見ると、はじめからそちらの方向に窓は開いてない。建築時から寄り添うように増築することが決まっていたのだろう。
そして、Sさん所有の部屋は、けんちくりんの加藤さん&羽部さんの東京事務所として使ってもらっているそう。世間は狭い。
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で、再びMOMASに戻り、模型製作のキックオフミーティング。
終了後は、梨の実にて懇親会。解散は10時30分。
1人、北行きの電車にのり、大宮で途中下車。
ラーメンを食べ、牛丼を食べ・・・。終電で宇都宮へ。