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2012年9月

2012年9月28日 (金)

横綱

ISHでは建具を取り付け中。今回はお相撲さんみたいに体格の良い建具やさん。とても大きな格子戸なので、重量もあり、持ち上げるのもひと苦労。

Ist1

この大きな建具でもこんな小さな戸車で支えられている。そこには「ヨコヅナ」の文字。

Isty

さて、この会社、実は戸車のトップメーカー。ただし従業員はたった15人。隠れた名門企業。

http://www.yokoduna.co.jp/

そのお陰でこんな風に取り付けが完了しました。

Ishr

追伸;現場で頭をぶつけてしまった。頭上には注意。

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2012年9月27日 (木)

仙台へ

現場が佳境に入り、電話が鳴り続ける。メールでは原稿の催促。嫌な夢を続けて見てしまうほどのプレッシャーを感じながらも、現場打ち合わせ後、急いで仙台へ。いやあ、設計者って精神的に図太くなくちゃ、同時に繊細で慎重じゃなくてはやってけないと実感。

片平にて某書籍の打ち合わせ。終了後、大学の近くの謎のスペイン料理店へ。美味いし、値段も手頃。1時すぎまで飲んで解散。その後、三輪さんと熊本系のおっぺしゃんラーメンへ。いやあ飲んだ後のラーメンは最高だわ。

で、久々に分町のカプセルホテルへ。7時間以上の滞在になるので、古いリーブスではなく、新しいキュア国分町を選ぶ。実は500円ほど高い。でも、露天風呂がとっても気持ちよいし、カプセルルームも清潔だし、内部にコンセント迄用意されている。就寝スペースとロッカールームは防音ドアで仕切られているし、漫画図書館までそろっている。流石に寝るためにいったのでそこで過ごすことはないが。いやいや古いほうと違ってとっても快適。震災復興で宿泊している職人は減ったようで空きが目立つ。よって、朝騒がしくなることもなく、居心地も良い。

今月で丸5年。仙台の土地勘がでてきている。とてもコンパクトな街だし、学都と言われるだけあって街中に若者が多い。けっこう愛着が湧いてしまっているかも。

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2012年9月24日 (月)

9月例会

5回目となる月例会。新しいメンバーが2人増え、17人の予約、仕事が終わらず、1名欠席となったが、結局16人が出席。設計実務者だけでこれだけ集まっているのだから、とりあえず順調と言えると思う。会場のホテルでも常連扱いになりつつある。

今回は某氏の希望により小野里さんの作品紹介。ただ・・・某氏が欠席というハプニング。

映画の導入のように、建築の導入を考えたいという、上手いプレゼン。

当日けっこうな雨だったので車で来る人も多く、お酒は減らなかったが、少し実務的な話ができる状態になりつつあるよう。

次回は某専門家を迎え構法のレクチャーを企画中。来月も最終週月曜日に 10月29日(月)19時開始予定です。参加されたい方は私までメールください。建築設計者限定(少数なら学生の特別参加可)です。

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2012年9月23日 (日)

登米へ

翌朝、宮城の明治村言われるように建築文化遺産が残る登米市登米町(とめしとよままち)へ。

行く場所、行く場所にある隈建築。今回は登米芸能伝承館 森舞台(1996)。土着材料によるルーバーが必殺技になっていない頃の貴重な作品。なんと1997年に建築学会作品賞を受賞。観客席側の主構造体は鉄骨造なのかな?後になってようやく気づく。ベルギーからの留学生に「写真と比較してどうだ?」と聞いたが英語が通じず。韓国からの留学生に訳してもらうという情けなさ。結局、答えを聞けず仕舞。

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すぐ隣にあった民家の納屋はアノ二マスな魅力。

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その後、登米の高等尋常小学校(1888)へ。これは大工でありながら、ウイーンの万国博覧会で日本建築をつくり活躍、その後ヨーロッパで学んだ宮城県技師、山添喜三郎(1843-1929)氏の設計。コの字型のプランの中心、門からの軸線上には校長室。中心部分のみコロニアル様式の白いバルコニーが据え付けられている。いやあ校長先生って偉かったんだろうな。各教室に東西または南北方向から光や風を取り込めるよう比較的厚みの少ないプランニング。二階の畳部屋に寝そべってるととても気持ちがよい。でもチト揺れる。これだけのスパンどうやって飛ばしているんだろう。屋根はまだしも、床が気になる。建築に関する説明コーナーや有料リーフレットには記載が見当たらず。土壁は震災で割れたまま。実はISHでも土壁の修復をしようと考えたけど、それができる職人は栃木県内にいないそう。そのうえ、土の製作に1年近くかかるとか・・・。修復はたいへんだろうな。

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そして、旧水沢県庁舎(1872)へ。なんとこの地域はいっとき宇都宮県の支配下だったそう。戊辰戦争で破れたため、この地域がばらばらにされ、水戸、土浦県などの飛び地となったそう。宇都宮から300km以上も離れている場所なのに。建築自体は、官吏は強し、人民は弱しという感じが現れているような・・・。お上は、60cmほど高い板の間を使用し、下々のものは土間とスノコ。

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で、大学に戻り某書籍打ち合わせ、高速にて宇都宮に戻る。

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2012年9月22日 (土)

涌谷へ

研究室の秘書さんちの離れを新築しようというミニコンペ&プチ合宿で涌谷町へ。高速をひたすら北へ爆走。やっぱスピードがでる車だと免許がなくなるな・・・。

学生ゆえ、アイディアたっぷりのアヴァンギャルドな作品、また全く現実味がないような案が続くかと思い、きっちり堅い案を提出。しかも見積書付き。が・・・見積書が却って裏目に出た感も(ーー;)

何枚もプレゼンの写真中の写真をとってもらったが、はじめて見る自分の仕事姿。やっぱ怪しいな(笑) プロポーションだ、美しさだといっても説得力がないような。

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宴もたけなわの10時過ぎ、無人駅に停車する列車(汽車?)を見たく・・・。テッちゃんの某君等と駅へ。車両には乗客が2名のみ。駅には誰もいない。いやあ・・・感動!

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2012年9月21日 (金)

竣工見学会のお知らせ

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築100年を超える雨屋を住宅に改修したISHが竣工します。
お客様のご好意により竣工見学会を開催致しますので、
見学をご希望される方は下記項目を info@poh.jp (星)までご連絡ください。
折り返し案内図等をお送り致します。

日時:2012年10月08日(月・祭日)
   11:00〜15:00頃まで
場所:真岡市立図書館から1km程度

・お名前
・ご住所
・お電話
・人 数
尚、建築業界の方は会社名をお知らせください。
8日以外の見学ご希望の方はご相談ください。

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2012年9月20日 (木)

プラスチック?

最近、亀の水槽にプラスチックの大きな破片を見かけるようになった。少し丸みがあって、大きさは4cm角弱。取り除いても数日するとまた水槽に入っている。「この前捨てたのにな〜。誰だこんなものを入れたのは?」と思っていたところ。

良く良く見ると緑色の模様がプリントされている。
ああ甲羅の脱皮なんだとようやく気づいた次第。

でかくなっているというのは気のせいではなかったよう。

Koura


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2012年9月18日 (火)

素材

Kabe

ベニアに艶無しエマルジョンペイント
100年以上前に積んだ手彫りで砂質の強い石
その石を補強するコンクリート壁


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2012年9月15日 (土)

岡崎へ

2日目は、吉村英孝氏(1975-/靖孝氏の弟さん)が手がけた浄土真宗西光寺(2004)からスタート。細部までとてもとても丁寧に設計されている事にまずは敬服。配置ひとつをとっても、相当数のスタディを行い、これしかないという状態で提示、そこから譲る事はなかったという設計手法に驚きと自戒。ある意味、篠原一男氏的。また、少しずつお寺の全体を改修し続けていることや、施主との良好な関係性に現代の建築家らしさを感じつつ・・・退散。浄土真宗は、建物に対してとても柔軟のよう。言われてから気づいたが伊東忠太氏(1867-1954)の築地本願寺(1934)のように昔から異色の形態を纏っていた。

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さらに、栗生明(1947-)氏の岡崎市立美術館(1998)へ。北側のアプローチからは大きなボリュームを隠すようにガラスの箱が存在するだけだが、反対側に廻ると力強いボリュームが現れるバブルの名残を感じる豪華建築。学芸員の方にバックルームを中心に丁寧に案内していただける。次回はこうした方が良いのではないかということを聞くたびに、美術館建築に関わることが叶いそうにもなく、また叶ったとしても、そのデータストックが許されるほど、箱ものが造られにくい環境や、個人という力のなさを痛感。

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昼食を挟み、南川祐輝氏(1969-)の住宅・透明な地形(2012)へ。いきなりそこのお宅のお子様が「五十嵐先生ですよね。ホームページで見ました!」と私に駆け寄ってくる。あの・・・(-_-)。 ともかく、内部をスタッフの寺澤さんに案内していただける。外部は隣地が線路故、引きのある環境を活かした壁ボイドが特徴的、内部空間は、敷地の高低差を活かし、上昇するようなボリュームをもったおおらかな建築。「住まい化するのは施主」という言葉がこころに残る。知らなかった建具の納まりをしっかりメモ。

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続いて、スタジオベロシティ(栗原健太郎氏+岩月美穂氏/1977-)の住宅・空の見える上階と街のような下階へ(2011)。岩月氏が案内してくださる。外観は母屋との関係性を意識し正円に。空の見える上階は大きなワンルームで、階下の個室に続く階段ボックスによってとてもうまく視線が調整されており、分節されつつ連続する居心地の良いリビングダイニング空間が広がっている。こりゃオーナさんも住んでみるまでその良さはわからなかっただろうな。スタディ方法は石上純也氏譲りの雰囲気を感じるけど、モノは究極にシフトさせるのではなく、ファンタジーも内包させている感が強い。それは共同主宰の岩月氏の雰囲気が投影されているような。

Velo

妹島和世氏(1956-)の逢妻交流館(2010)は、いつもの曲線建築ながら、それがズレを生じながら3層になっていることが特徴。個人的には素材感や奥行きがあり、構造体が究極に詰められている感のある鬼石のホールの方が好きだなあ・・・。

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槇文彦氏(1928-)のトヨタ鞍ヶ池記念館(1974)。いやいや名古屋らしく棟端部に飾り物かと思えば、監視カメラだった。学生時代教科書にでてきたような建築。

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裏側には、豊田喜一邸(1933)が移築されている。これは名古屋高等工業学校(現・名古屋工業大学)の教授であり建築家の鈴木禎次氏(1870-1941)設計。植栽が繁るサンルームが 素敵で健康的な住まい。

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最後は宮本佳明氏(1961-)のバードハウス(2010)。 斜面に張り付くように 行って帰ってくるスロープが特徴的。住宅そのものは、ピーラー材やベニヤ板によって、比較的オーソドックスに造られている。

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道の途中にはこんなフラワーショップ、造園屋?。庭で手入れをしている人はレゲエマンというか、仙人みたいな方。やはり建物と人柄は一体なんだろうな。

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最後は名古屋駅前の串焼きあさひにて一杯。小学生の修学旅行生を対象にしていたという旅館を改装し一杯の飲み屋に。多様なな高低差と奥行きのある座敷が続く。八丁味噌によるドテ焼きが印象的。

Asahi

延泊をしてはじめての伊勢神宮と思えども、とても疲れがたまってしまったことと、台風が近づいているために断念。新幹線に乗って一眠りすると到着してしまう名古屋が近く感じてきた。また名古屋に行こう。

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2012年9月14日 (金)

名古屋へ

名古屋へ

学会発表に絡めたゼミ合宿で名古屋へ。某超名作といわれる二つの見学を期待したものの、残念ながら叶わず。住宅を継承していく難しさを感じる。

ナナちゃん像の前で集合。いやあ強烈。

Nana

レンタカーに分乗し犬山へ。2回目の明治村。滞在予定はたったの2時間。それゆえ北口から入り、真っ先にフランクロイドライト(1867 -1959)の帝国ホテル本館(1923)へ。サイドに配置されたカフェスペースが日光金谷ホテル(1983)の面影をもっているような気も。複雑でありながらも明解な構成。メリハリの効いた天井高、本物の素材感、細部まで施された装飾。やはりとてつもない力作、そして傑作だ。でも、装飾とその素材故のほこり臭さ、素材と光の抑制からくる暗さが苦手だなあ・・・と。

Nth Nth2 Nth3 Nth4

武田五一氏(1872-1938)の芝川又右衛門邸(1911)。みんな良い良いというので、ひねくれものの私は、何処がいいのと噛みついてみる。ある意味今の流行に乗っている建築なので学生が評価したのかなあと。個人的には軒下に豊かさがあり、様々な様式や要素が混在し、素材感のあるとても面白い建築だし、時間によって輝きが増しているとは思うけど。

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春日井に移動し、隈研吾氏(1954-)のプロスリサーチセンター(2010)へ。構造の鬼才・佐藤淳氏(1970-)と、伝統木構造に強い名門・松井建設によって、小径けやき材による建築の表層が実現されている。木組が建物の2方向の表層に寄生し、表層が最も目立つ東南の角では構造化され(計算上は構造体ではないかもしれないが)、その他の部分では主構造体のコンクリートがむき出されているという割り切りの良さが隈氏らしい。

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夕暮れ時、山崎泰孝氏(1935-)による善光寺別院願王寺(1975竣工/学会作品賞受賞)へ。既存の本堂の柱を途中で切断し、それを保存するように菱型の囲いが設けられた建築。基本は大空間を成立させ易い山形ラーメンの応用なのだろうが、側部分を日字ラーメンにすることで鉄骨部材寸を極めて細いものに抑えているのではないか。その意匠の大胆さと構造的合理性に心躍る。既存の本堂を途中で切断するという少々手荒なことが心に引っかかりながら。

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また、突然お邪魔したのにも関わらず、御住職から貴重なお話をお伺いできる。太い木格子、接合部の装飾、ガラスによってつくられていた妻側のファサードは、雨漏りが酷く・・・。屋根の形状や納まり故の結露や雨漏り、雨水の落水による蒸気によって本体に湿気の問題を生じてしまったと。妻面のガラスはアルミのカーテンウオールが施され、屋根はもう一重屋根を葺き、軒を延長し・・・。正面の木開き戸はアルミサッシへ、さらにポーチをつけるなど、とても心苦しい改修をせざるを得なかったとの事。技術が確立していなかった時代とは言え、設計者として心が痛む。柱を切断すること、瓦を壊す事、建設の背景についてお伺いすると、またそれはそれで何も言えない気持ちになってしまった。

建築学会、連休、某アイドルコンサートでホテルがとれないこの時期に、6875円で2食付きという旅館名龍へ。食事は充分すぎるくらい豪華でした、部屋に風呂やトイレがなかったし、とても古い建物だけど、室内はクロスや畳が変えられとても新しく清潔。宴会場で11迄盛り上がって、矢場の「味千」へ。如何にも中華という店内。ラーメンはペペロンチーノのよう。こりゃお勧めだ。

Misen

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2012年9月12日 (水)

ガラス注意

鉄骨上棟以来全くUPしていなかったKMC(店舗+住居×2)。工事自体はとっても順調。10月下旬には竣工予定。写真だとスケールがわかりにくいけど、サッシの高さは天井一杯の2.7M。サッシの枠も細いので、思わずガラスの存在を忘れがち。それゆえそ「ガラス注意」の文字。なんだか微笑ましい。

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学生時代、酔っぱらって大学生協のガラスに体当たりした私。
前歯がちょっと欠けてしまいました。安全第一。

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2012年9月11日 (火)

模様

今秋にも発表されるという新型のアウトランダー。オーソドックスなデザインだと思うのだけど、グリルの模様に目が行ってしまう。

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これって、緑亀の模様に似ている・・・。

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そしてMINIクロスオーバーを見る度に、亀が踏ん張っているのを連想してしまう。

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2012年9月10日 (月)

追加

Regal

恒例の追加購入。新しいほうは靴全体の巾が少々狭く、ステッチの外周も狭いような。履いていくうちに横に広がっていくんだろうけど。


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2012年9月 8日 (土)

営業終了

ってうちの事務所ではないです。仙台でとってもお世話になったコムズアネックス(旧三井アーバンホテル アネックス)のこと。いつのまにかフロントの方にも顏を覚えていただいてた。チェックイン前に荷物をお願いした際も名前を聞かれることもなく、荷物を部屋に運んでおいてくれてた。国分町からも駅からも近く、とても便利だったのに。

泊まりはじめた当時は5500円〜6300円程度だったのだけど、そのうち5000円に下がり、そして12時すぎなら3900円で泊まれる事も。しかも、仙台店独自の会員システムがあって、加入するとチェックアウトが13時伸びるという特典付き。年会費、入会金等全くナシ。1泊につきスタンプ1個がもらえ、5個で朝食券1枚、10個で3枚ととってもお得。私は20個押せるカードの4枚目となったところで震災・・・。

震災で仙台店が壊れ営業停止、アネックスは全く予約が取れなくなり。それからずっと泊まれることもなく。いつのまにか閉鎖されていた。閉鎖前にもう一回泊まりたかったな。

Coms


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2012年9月 7日 (金)

サイダー

葬式で郡山市へ。地域や宗派が変わると葬式の雰囲気って全然違う。今回は2人の坊さんが来て、住職は鈴を鳴らし、副住職はシンバルのような妙鉢を鳴らし、交互に叩いていく。段々リズムが早くなり、音も大きくなっていく。読経のクライマックスでは坊さんの喝も。なんだかとっても力強い式。弔いというより、壮行会のよう。

郡山にはアサヒビールの大きな工場がある。それだからか、斎場ででるのもアサヒ系の飲料ばかり。瓶入りの三ツ矢サイダーなんて、ずいぶん見てないが、ここで出されたのは青いラベルものの。たぶん初体験。

Mitsuya

さっさと宇都宮に戻り、近所の中華道楽へ。とっても繁盛している店というイメージだったけど、金曜の夜7時半という御飯時なのに、ほかに1組しかいない。震災後、内食傾向が強まったというけど、言われている以上に飲食店は厳しいのかも・・・。写真は八宝菜と酢豚。どちらも少し濃いめの味付けが私の好み。特に、八宝菜はとても量が多く、大満足。

Happosai

Subuta


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2012年9月 6日 (木)

ISH

現場が佳境に近づいてきているので週2回ほど通うようになる。古い日産車故、燃費が悪く1回1000円もかかってしまう。ようやく建具の枠が全て取り付けられたので、大きな図面を用意し建具やさんとの打ち合わせ。

下屋に瓦も乗り、改修前の姿に近くなっている。古い瓦が不足したため、下屋部分は、あたらしい瓦を使用。雨のせいもあるけど、本体に比べ少し艶やかかな。地盤面を上げて、化粧柱を塗装すれば、より落ち着いた姿が見れるはず。

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そうそう、今回の設計はPOHらしくないと言われるけど、私的には極めてPOHらしい設計じゃないかと思ってます。


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2012年9月 4日 (火)

B級とA級と・・・

東北大のOB・K君が来所したので、宇都宮のB級グルメを巡る。

初日
昼食:ベルステーキ ビックベルステーキセット
現場打合等を挟んで
夕食:軍鶏信・信ちゃんセットに焼き鳥数種追加 
夕食:唐揚みよしや・フルーコース (鳥刺し、唐揚げ、焼き鳥、軟骨揚、野州鳥蕎麦)

生肉が物議を醸し出しているが、あいかわらずココでは鳥刺しが食べられる。
しばらく来てなかったからとても美味しく感じ・・・。

Miyoshi

食べ過ぎ、飲みすぎにつき事務所でダウン・・・。仮眠のつもりが朝に(苦笑)

2日目
餃子のリクエストがあったのでふんよう菜館へ。豚バラ香料煮のランチセットに餃子3皿・・・昨日のモノが消化されていないので、胃がさらにもたれる。

これらは全てコストがかかっていないB級グルメ。

その後、旧今市市(現:日光市)の文化会館(1976〜77)へ。いやいややっぱ強烈だ。事務室でお願いして、はじめて施設内を見学させてもらった。顏の下部、見つけにくい入り口のところに事務室はあるのだけど、そこを通れば客席まで段差や勾配なしで到達できる。意外にバリアフリーに配慮しているので驚き。

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その後、旧今市市立図書館や資料館をまわり・・・。

Tosho

さらに、その奥、日光東照宮へ。ここは莫大は費用をかけたA級建築。しかし、残念ながら雨。さらに土砂降りになり、奥の院で1時間近く足止め。駄作、傑作の評価が分かれる東照宮だけど、東照宮って、なかなか良いのではないかと感じてしまった。それは建物への評価ではなく・・・。高く高くそびえる杉林、大きく力強い石垣。常時霧に包まれているようで、その緑は深くモノトーンに近い色合い。霊陵というか、なんとも言えない神秘的な雰囲気の漂う日光の森。その緑の奥深くに忽然と黄金に光り輝く建物が現れたとしたら、それはとてもケッコウなものだったのではないか。贅を尽くした木組みや装飾ではなく、東照宮周辺のもつ神秘性、武家独特の力強い風景に目を向ければ、国内随一、いや世界一の場所と思えてくる。

Toushou Okunoin


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2012年9月 2日 (日)

鹿沼へ

現場、図面、原稿書きに追われ日常が続いた今週。やっと週末にお出かけ。

近藤監督の「ネコヤドのハルとアキ」、「好夏」シリーズが上映されるというので、鹿沼彫刻屋台展示館へ。初のトークショーということで、主演の星名利華さん、溝口恵さんはこの日のために服を用意してきたよう。席数40弱のほどの狭い会場だったけど、常に立ち見がでる状態。合計200人以上の観覧者がいた模様。

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会場からは尾道三部作の影響を感じるが、近藤監督はどのような映画が好きで、影響を受けているのか、どのような映画を目指そうとしているのか?というようなとても鋭い質問がでたり・・・。ソレに対し、監督は世代的に尾道の影響を受けていないものはいない。映画を始めたきっかけはゴジラなどの特撮ものだが、近年では「2人のベロニカ」にとても感動した。またある風景を切り取り、そこで詩的な展開を与え、何かしら心を揺さぶるようなものをつくりたいとのこと。確かに場所性を感じる作品が続いた。

で、この映画、「鹿沼にいってみたくなる映画」ゆえ、鹿沼の名所を上手く取り入れている。それゆえ鹿沼市役所等からの評判が高く・・・次回9月13日に鹿沼某所での上映が決まったそう。一般公開の際はこちらに詳細がUPされるはず。Check it up!

http://giraffilm.jp/

で、ネコヤド商店街のイベントにあわせて。「カヌマン」というヒーローも登場。高校文化祭のノリだよなと近藤監督と一致。宇都宮では認められないようなノリ(笑)

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いやあこの展示館、誰の設計なんだろう。けっこうしっかりしている。特に中の硝子枠はとても上手い。もちろん彫刻屋台は圧巻。隣の和風建築も風情がある。周辺はシャッター&穴アキ商店街だが、意外に良いスポット。

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