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2012年6月19日 (火)

軸線

2日目は台風まっただなか・・・。一緒に行ったI氏の「こっちだ」というセリフに従い、無駄に遠回り。体力の消耗だけでなく、軸線を意識する丹下建築を反対側から見てしまうという大失態。反対側から見ると平和記念資料館(1955)の雰囲気が全く違う。1階部分の柱が背面ではコルビュジエ的に膨らんでいるため、ぼってりと見えてしまう。もちろん原爆ドームへの軸線、見えがかりの感動も薄く・・・。やはり、正面から行くべきです!(笑)

Jiku1 Jiku2 Jiku3 Hh1

焼け野原にひょろひょろと立ち上がった姿が感動的だったという複数の建築家の感想を目にしていたこの建築。耐震補強のせいで少々ぼてっとしたとのことだったけど、いまでもその外観は充分素敵。残念なのは内部の使われ方、両翼の会議場(1989)、そしてブリッジ。

それと平和追悼記念館(2001)も丹下事務所による設計。パンテオンような光(といっても照明だが)が差し込む円形の祈りの場に、それを囲みながら降りるスロープによってアプローチする建築。もしかしたらこの祈りの場は外部にしたかったのかも・・・。

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で、雨はやまず、丹下事務所出身の谷口吉生氏による広島市環境局中工場(2004)へ。場所は市街地から一直線に海に伸びる産業道路の突き当たり。道路から海への軸線を強く意識。忌み嫌われるゴミ処理施設・機械でさえ、美術品のようにオブジェ化・・・。機械フェチでなくても心奪われる。見学後は自然に海へ。見返せば広島一の高層ビル。ミニマルを追求するディテールにも唸るしか無い。さすがです。

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その後、小川文象氏の吉島公園内・ひろしまパークレストルーム(2009)に寄り

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黒川紀章氏の広島現代美術館(1988)で終了。丹下研究室時代、日本的、和の思想から、丹下氏が提案する軸線をひたすら消そうとしていた黒川氏。う〜ん・・・。

Kk1 Kk2

そして、ホテルへ戻り、しばしの休憩後、インタビューへ。

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