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2012年2月24日 (金)

久保講堂

真岡に行ったついでに久保講堂を見学。
資料によれば足利市生まれの美術評論家の久保貞次郎氏が祖父の喜寿のお祝いにと1938年に真岡小学校に寄贈。設計はライトの弟子・遠藤新氏(1889-1951)。1986年移築、1997年国の登録有形文化財になったという。

K1 K2 K3

水平ラインが強調された内外観、それぞれの面が明解に縁が切られ、木製建具が連続する。年代からもわかるように、ライト初期・プレイリーハウスの影響を受けた作品か。ちなみに、両側の棟は物見台であり換気塔とのこと。実は屋根と塔の納まり、雨仕舞が気になり・・・。現地を見学し、ああなるほどと思った次第。たしかにココに棟をつくれば水の処理はできる。ついでに窓枠もじっくり拝見。銅板で処理しているんだ。なるほど。ちなみに帝国ホテルが1923年、明日館が1926年、落水邸が1936年、タリアセンウエストが1937年・・・。

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